No.8

Brand_
gue’pard
Name_
Kazuki Yanagihara
Work_
Eyewear designer, Shop owner
Profile_
Kazuki Yanagihara
1981年生まれ。北海道出身。札幌市内にアイウェア専門「Fre'quence」をオープン。いち早くフレンチヴィンテージというカテゴリーに注目し独特なデザインのアイウェアを展開。自身のブランド「gue'pard」ではデザインも手がける。

たくさんのヴィンテージに触れてきたからこそ、作れる眼鏡がある。

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_柳原さんは現在札幌をベースとされているんですね。先日、札幌に出張に行った際に街を散策していて柳原さんのお店を覗いた時に偶然出会ったのが今回のきっかけですね。

そうですね。Shinzoneはもともと札幌店に知人が勤めていたこともあって、よく知っていたので、こういう機会に繋がり縁を感じますね。

_同世代である柳原さんの眼鏡、それもフレンチのヴィンテージに対する想いを伺い大変興味を持ちました。一つのことに的を絞り、探求する姿勢はとても共感できます。 そんな柳原さんが、眼鏡に興味を持ち始めたきっかけは?

高校生の時に目が悪くなって、はじめて眼鏡を買うことになり、どうせ買うならカッコイイものをと、当時、出始めのころのフォーナインズを買いました。 そこから眼鏡がどんどん好きになり、地元の函館に店舗のあった金子眼鏡に2本目を買いに行きました。そのご縁でアルバイトでお世話になり、自然な流れで大学卒業後、 正式に金子眼鏡に入社しました。東京への転勤も含め10年間お世話になり、眼鏡の何たるかを基礎からみっちりと学ぶことができました。

_そこから独立するきっかけは何かあったのでしょうか。

独立する前から、フレンチヴィンテージの眼鏡が好きになっていきました。そうする内に現行の眼鏡に魅力を感じられなくなってしまったんです。

_わかります!家具もヴィンテージを知ってしまうと、現行のものがなんだか侘しく感じてします。ミッドセンチュリーのものづくりの素晴らしさってどんなプロダクツにも当てはまりますね。

手のぬくもりや、クラフト感を感じられるヴィンテージの商材を中心に2013年に独立しました。時間をかけてデザインされ人の手を介して作られたことがわかる フレンチヴィンテージの眼鏡を扱い独立した時は非常に嬉しかった。でも、なかなか認知されず理解されず、最初はとても苦戦しました。(笑)

_でも今では。

はい。もともと高校生のころから通っていた札幌の「アーチ」さんのお店の地下を貸していただき、そこで地道に販売をつづけ、翌年には少し兆しが見えて きました。札幌でヨーロピアンヴィンテージといえば「アーチ」。そこのお客様に認知して頂けたのは本当に嬉しかったですね。そこから徐々に口コミでひ ろがっていきました。

_ 地道に歩んで今日があるんですね。昨年にはご自身のブランド「ギュパール」を立ち上げ、フレンチヴィンテージの魅力を広げるために邁進されている。

たくさんのヴィンテージに触れてきたからこそ、作れる眼鏡があると考えていました。そのころ相方とよべるパートナーと出会い、メイド イン ジャパン のクオリティでとことんこだわって作り始めました。海外では作れない丁寧なモノづくりが日本にはあります。クラシックだけではなく、モードやストリー トの感覚を盛り込んでいくことも忘れていません。 フラットなレンズなど、こだわりを詰め込んでいます。ヴィンテージの眼鏡は もっと小さいレンズだったものを、現在のムードに合わせてレンズのサイズを 調整したりして、良い部分を残し、アップデイトさせています。

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_クラシックなアイテムですがとても新鮮に感じます。デニムスタイルにもよく 似あうので、これからお店で提案するのが楽しみです。 最後に眼鏡やサングラスを買う時に、アドバイスはありますか?

女性は顔の幅が小さいので、レンズの中心に黒目がきているかどうかで選ぶと 良いとおもいます。靴のフィッティングのように、しっくりくるものを見つけ ることが大事です。

_なるほど、眼鏡は奥の深いアイテムですね。古くて新しいフレンチヴィンテー ジの世界観、これからますます盛り上がるといいですね。 今日はありがとうございました。

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(Interview クリエイティブディレクター染谷)


5/26(金)より、Shinzone全店にて、柳原氏が手がけるオリジナルブランド「gue’pard(ギュパール)」を発売いたします。
フレンチヴィンテージを知り尽くし、こだわりが表現されているラインナップ。ぜひ、この機会にgue’pardがつくりだす世界観をご堪能くださいませ。


<gue’pard(ギュパール)>
1920年代の禁酒法時代のアメリカにおいて眼鏡のスラングが 「チーター」(盗み見る“チート”行為が由来)と呼ばれていた事 があり、英語の「cheetah」をフランス語の「guépard」にしたもの。フレンチヴィンテージを流行する創成期より取り扱い、 現在のフレンチヴィンテージの人気を作り上げた柳原氏の、現代の「ヴィンテージ風」のデザインを行う デザイナーに対して「ヴィンテージ(オリジナル)の上辺だけを チートして(盗み見て)デザインしている」という皮肉も込められている。