No.6

amiacalva (アミアカルヴァ)数百年もの間 姿を進化させず 長い年月を旅し続ける古代魚 進化する必要の無いamiacalvaのような 完成された姿(デザイン)と順応力(機能性)を 追求したブランド作りを目指します。
__バッグを作り始めたきっかけは?
昔から洋服が好きで洋服に関わる仕事をしようと思っていました。鞄にするのか洋服にするのか靴にするのか明確に決めないまま、今はバッグを作り続けているという感じです。バックはこれからも作っていくと思いますが、それ以外のアイテムもチャンスがあれば今も財布とかも作っていますしやってみたいと思っています。特にレザーが素材の中で一番好きなのでレザーで作る洋服とか興味があります。でも、バックを作るようになったのは成り行きですね。
___成り行きで作れてしまうんですか!?パターンとかは・・・?
かばんのパターン(型紙)とかを教えてもらったことはないです。なんとかなるんじゃないですかね(笑)。基本的に洋服と違って繊細な伊勢込みとかなくて、材料の厚みなどにもよるんですけど、基本的には縫うところと縫うところの距離を合わせれば形にはなるのでそんなに難しくないんです。
___ものづくりにおいて影響されたことは?
ブランドの名前にもなっているんですけども、小さいときに魚とか植物を見て育ったんです。小学校のときにそういったものがブームだったのもあって。カルチャーとかよりは魚の色や形とかが、自分でレザーの裁断するときとか多少なりとも影響されているかもしれないと思います。自然の魚とか水草の緑とかすごく綺麗なんですね。人間には絶対につくれない形や色なので。
___ものづくりで大切にしていることは?
目の肥えた方にもクラシックとかオーセンティックなイメージを感じてもらえるものづくりです。新鮮なイメージを与えるものも意識して作るんですけど、年配の方とか目の肥えたアパレル業界の方が「やりすぎてない」と感じる商品というか、自分でもそういったものしか使いたくないですし、そういったことを意識してデザインしています。
___今後のamiacalvaは?
そうですね。これから海外でもオーセンティックなイメージを持ってもらえるようなブランディングというかデザインを発信していけたらいいなと思っています。10年後とか20年後とか、もしくは僕が死んだ後もそういったイメージを持ってもらえたらと。だからデザインだけじゃなく、ブランドのアイデンティティーみたいなものをクリエイティブしていかないとそうはならないと思うので今後はそういったことを考えています。
___具体的には?
アミアカルヴァっていう魚は中米とかに生息しているんですけども、一番メインで使っている栃木皮革のレザーが南米のミモザという植物から取れるタンニンでなめされているんですね。僕らが革を使うことによって少なからず南米のマングローブだったり山が切り開かれていくので、そういったことに対してサイクル的な仕組みを作っていけたらいいなと考えています。後は大阪の直営店でいろいろなイベントをやってもらうことが増えてきて、今後はアミアカルヴァ単独のイベントとしてブランドのアイデンティティーを発信していけたらいいなと思っています。
___最後にお客様にメッセージをお願いします。
難しいですね・・・。ほんとうに多くのバッグがある中から選んでいただいてありがとうございますしかないです。後はアミアカルヴァのコンセプトである「進化する必要のない完成されたデザインと機能性」を昇華させていくのであたたかく見守っていただけたらと思います。
3月11日より、Shinzone別注「amiacalvaサコッシュ」を発売いたします。
サコッシュは小さいサイズのものが多いので「長財布」「鍵」「携帯電話」が入る大きさをテーマに作っていただきました。amiacalvaのもつシンプルでスタイリッシュなデザインで、アウトドアすぎない女性が持ちやすいサコッシュに仕上がりました。ブラックは別注のバックパックのブラックと同じ素材、パープルは高密度のコーデュラスパンというアウトドアよりな固めの素材になってます。レジャーの時期にとても重宝するアイテムでおすすめです!(バイヤー片山)