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ABOUT THE COLLABORATION WATCH

 

 

時計が出来上がるまでのストーリー

 

 

「いいものをつくる」。なんてわかりやすくて、共感できる言葉なんだろう。Seikoにお願いして工場見学で伺った際に、初めに目に飛び込んできたのが工場の玄関に掛かっていたあたたかみのある書だった。案内してくれる工場の方は、勝手にベテランの年配の方を想像していたけれど、出迎えてくれたのは僕よりもひと回りも若い方なのに勝手に驚く自分。これが先入観ってやつ。若いけど、いいものをつくる事に拘っていて新しい事に挑戦しようとする姿勢が、お話を聞いていて頼もしく嬉しかった。この工場では、Seiko のトップラインである「Grand Seiko」のケースなども作っていて、見学中も高額な時計のケースを丁寧に研磨する職人さんの技を目の当たりにし、本当の職人技とはこの事だと感じ入るコンマ数ミリの世界の研磨を黙々とされていました。一本のステンレスの塊からケースを削り出すところから始まり気の遠くなるような工程を経て時計が作られていきます。

 

デザインの打ち合わせから、サンプルが出来上がるまでに4ヶ月から半年ほど時間がかかることも頷けるほど、図面作成から非常に手間のかかる工程の数々がある事をこの工場見学で知ることができたことは、今後の時計作りにおいてとても勉強になりました。Seiko のデザイン担当の方と、工場の方がお互いにいいものをつくるために熱い議論を交わす姿が、互いを信頼していることを物語っていました。僕自身もモノを作るときに妥協しないと決めているので、みんなの想いの結晶がこの時計となっています。サンプルが完成し、意気揚々とSeikoのご担当者お二人が見せてくれた時のこと。「完成しました!いいでしょ!」と見せてくれたのですが、僕がサンプルをパッとみて文字盤の文字の色が白すぎるからやり直して欲しいと言うと、お二人が絶句し一瞬白目を剥いたのが、この時計作りで1番の思い出に残っていることはここだけの秘密です(笑)しかし、さすがプロと言いたいのは、ここから完全な文字色の再現のために、やったことのないやり方で希望の色を叶えてくれたことです。工場やみなさんのご苦労を思えば、あの最初の文字色でも良かったのかもしれません。しかし、自分自身が心から良いと思うものをお届けすることが最終的にみんなの喜びに変わると信じているからこそ妥協はできません。再び出来上がったサンプルは、完全なものになっていました。

 

Seikoらしさが滲むケースに、マットブラックの文字盤にミルキーホワイトのヴィンテージライクな文字、コントラストを付けるために針は綺麗なホワイトにしています。視認性が抜群で、飽きがこなくて永く身に付けられる時計が完成しました。「デニムに合う上品な腕時計」の第四弾が完成です。ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。

 

Shinzone Creative Director

Shintaro Someya

 

<2021年4月予約開始予定>

 

 

<SEIKO コラボレーション事例>

https://original.seiko-watch.co.jp/case-study/698

 

SEIKOのHPにて、ディレクター染谷のインタビューも掲載されておりますので併せてご覧くださいませ。