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2018 FALL & WINTER
THE ALLURE OF JEANS
波の音で目覚めたジャスミンは、エマが大きめのマグに注いでくれたコーヒーを手にビーチへと歩き出した。ニューヨークの喧騒とは違い、まぶしい日差しと波の音、白い砂浜が目の前には広がっていた。

出張でロサンゼルスに来ているジャスミンは、この機会に友人のエマを久しぶりに訪ねることを楽しみにしていた。エマはニューヨークで同じエディターの仕事をしていたがパートナーのポールと出会い、ポールの地元のロサンゼルスに移り住んでもう3年になる。

エマとポールの住まいはサンタモニカビーチにあった。コーヒーを飲みながら、ビーチに腰を下ろし呼吸を整える。こんな自然の中で、ラスティックな家に住むのもとても素敵だなと、新鮮な気持ちが芽生えていた。

仕事は昨日まででひと段落したので、エマとポールがフリマやサープラスショップやインテリアショップでも巡ろうと誘ってくれていた。フリーマーケットの朝は早い。身支度を整えるために部屋へ戻り、シャワーを浴びる。

miumiuで買ったばかりの白いレースのブラウスに、ヴィンテージのLEVISを合わせて、支度は完了。早速、ポールのグレーのディフェンダーに乗り込み出発。ディフェンダーから見える景色は車高が高く見晴らしが良く、楽しいドライブになった。

パサディナに到着しローズボールへ。ここでもデニムを物色しようと、バイヤーに混じり奮闘するジャスミン。その甲斐あって、程度の良い501 BIG Eに出会うことができた。嬉しい。ニューヨークで買うことを考えたら半額くらいだろうか、掘り出し物だった。ジャンクからお宝まで揃うのがフリーマーケットの醍醐味。日が高くなり暑さも厳しくなって来たので、ここで移動。サープラスショップへ向かう3人。

今着てるレースのブラウスに似合うような、カーゴポケットがついたオリーブグリーンのパンツを探していたので、ここに来れたのは願ったり叶ったり。できればデッドストックで綺麗なものを見つけたいと広大な店内を物色すること15分。デッドストックのパンツの山をお店の人に解いてもらう。見つけました!「フィールドパンツ」。こんなカーゴポケット付きのミリタリーパンツを探していた。自分のサイズを掘り起こし2本ゲット。

デッドストックで気に入ったらスペアも買っておくのがベスト。目的を達したと店内をプラプラしていたジャスミンを呼ぶポール。ポールの声の方に向かうと、オーバーサイズのオリーブグリーンのコートをエマと二人で試着していた。オーバーサイズだから兼用できると二人はこの「フィールドパーカー」を買うことにしたようだ。「ジャスミンもどう?」とポールが羽織らせてくれる。確かに、可愛いかも。ライナーも取りはずせるし使い勝手が良さそうだし、オーバーサイズだからボリュームのあるニットを中に着ることもできる。寒いニューヨークにはもってこいだ。買おう!これも嬉しいことにデッドストックで数枚あったの3人仲良く店を後にすることにした。

この後は、ポールが気に入っている家具屋さんを巡ろうと、ディフェンダーのエンジンが軽快にスタートした。